インプラントとは
インプラントとは人工的に作られた歯の根っこのことです。歯科業界では人工歯根をインプラントといいますが、インプラントという英単語も存在します。英語の「インプラント」には「植え付ける」「しっかり埋め込む」などの意味があります。
歯を失った場合の治療法比較
虫歯や歯周病などで歯を失ってしまった場合、そのままの状態で放っておくことはできません。ここでは、そうした場合に行う治療法について紹介します。
インプラント
インプラントでは、人工歯根となる部分にチタン製の素材が使われます。開発当初から素材にはチタンが選ばれており、1965年の臨床応用から長い時を経ても、主流はチタン製のままです。
インプラントという治療法を選ぶことで、人間がもともと持っている歯と同程度の噛み心地および外見を取り戻すことができます。さらにインプラントであれば、歯を失った部分に限定して治療を行うことができるため、部分入れ歯の留め具で健康な歯が傷んでしまうといったことがありません。
一方、インプラントのデメリットとしては「外科処置やメンテナンスが必要であること」「保険が利かないこと」などが挙げられます。
ブリッジ
ブリッジとは、抜けた歯の両隣の歯を削って人工の歯を入れるためのベースを作り、歯の欠損部分の機能を回復させようという治療法です。ブリッジの場合は、入れ歯と同様に使う素材によっては保険治療が可能です。保険が適用されないセラミックによるブリッジでも、インプラントよりも2~3割程度費用が安くなりますし、白い歯に仕上げることができるので、見た目の美しさにこだわる方にもお選びいただけます。
一方、ブリッジのデメリットとしては「ベースとなる歯に負担がかかる」「歯が抜けた箇所によってはブリッジができない」などが挙げられます。
このように、各治療法にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、歯を失った場合にはそれらを比較していくことが大切です。
インプラント治療の料金
治療期間 | 半年から1年 |
---|---|
費用 | 1本 330,000円〜440,000円(税込) |
補足 | 骨がしっかりしていない場合、持病をお待ちの場合など処置できない可能性があります。 また、処置後のメインテナンスを怠ると普通の歯と同じ歯周病のように骨が溶けて脱落する恐れがあります。 |